
・簿記3級の受験を迷っている
・独学で合格できる自信がない
・具体的な勉強方法を知りたい
ゴッチにお任せください!

この記事の内容
- 簿記3級の試験制度
- 簿記3級の難易度・合格率
- おすすめのテキスト・問題集
- 独学で合格するための超具体的な勉強方法
こんにちは!ゴッチです!

ゴリーマン|コンサル(FAS)でFA←JTC動物園で現場業務|未経験からコンサル転身後、働きながらUSCPA合格|USCPAコーチングでこれまでに46名の科目合格をサポート|現在はCFA勉強中(Level2 Candidate)
☆USCPA/米国公認会計士☆宅地建物取引士
この記事は試験の概要からゴリラでも合格できた独学の勉強方法までを完全網羅しておりますので、最後まで読んでいただければみなさんもきっと合格できます!
早速ご紹介していきたいところですが、まだ受験を迷っておられる方が数名いらっしゃいます。
そんな方へ簿記3級の魅力を簡単にお伝えします!
- 「税務」と「会計」は経営の根幹と言われており、経営者を目指す方はもちろん、ビジネスマンにとっても簿記は必須のスキル!
- 簿記を学ぶことで会計知識、財務諸表を読む力、経営管理能力等が身につきます。
これでみなさんが受験する気になりました!
Let’s try anyway!
簿記3級の試験制度

簿記3級の基本情報をお伝えします。
まずは敵を知ることから始めましょう!
試験形式
簿記の試験は日商簿記と全商簿記の2種類がありますが、社会人向けである日商簿記の方を受験しましょう。
日商簿記3級(以下、簿記3級)は記述式(以下、ペーパー試験)もしくはインターネット方式(以下、ネット試験)の試験であり、商品売買業を対象とした「商業簿記」から出題されます。
日商簿記検定には受験資格がありませんので、3級からでも1級からでも受けれますが、会計知識が何もないぞという方はまずは基本となる簿記3級から勉強することをおすすめします。
「勉強」と書いたのは2級以上を目指す場合、「取得」する必要がないからです。3級は勉強だけして、2級以上を取得するというのは人によっては可能だと思います。(ちなみに私は3級から取得しました)
試験時間・合格点数
120分間で5題(配点各20点)出題され、100点満点中70点以上とれれば合格となります。
絶対評価であるため、試験が簡単でも超難しくても70点とらなければ合格できません。
試験日
簿記3級のペーパー試験は毎年、6月、10月、2月の計3回実施されます。
2024年度のペーパー試験の試験日程は以下の通りです。
第167回 | 2024年6月6日(日) |
第168回 | 2023年11月17日(日) |
第169回 | 2025年2月23日(日) |
それぞれの回に申込期間が設けられているので、自分が受験する最寄りの商工会議所を事前にチェックしておきましょう。
ネット試験は、ペーパー試験の試験日の前後を除外するような形で休止期間がありますが、基本的には通年受験が可能です。
休止期間は以下のとおりです。
2024年4月1日(月)~4月13日(土) |
6月3日(月)~6月12日(水) |
11月11日(月)~11月20日(水) |
2025年2月17日(月)~2月26日(水) |
申込方法
日商簿記検定は日本商工会議所が主催していて、各地の商工会議所で受験することになるのですが、各商工会議所で申込受付期間、申込受付方法が異なります。
基本的にはインターネットか窓口申込になると思います。
受験すると決めたら最寄りの商工会議所を先ほどのリンクから調べて、その商工会議所のサイトを確認しておきましょう。
受験料
受験には受験料3,300円と事務手数料550円(ネット試験の場合のみ)が必要となります。
昼休みのコーヒーを1ヶ月我慢してください。
簿記3級の難易度・合格率

私個人の主観的な数値であるゴッチパラメーター(難易度)と客観的な数値である合格率からFP3級を紐解いていきます!
難易度

完全主観のゴッチパラメーターによると難易度は35です。
勉強を始めた当初は、今まで学んだことのない分野なだけに苦労しましたが、問題自体は簿記の基本中の基本の問題がほとんどなので、そこまで難しいとは感じませんでした。
合格率
ペーパー試験の直近5回分の合格率は次の通りです。
受験回 | 合格率 |
---|---|
166回 | 36.3% |
165回 | 33.6% |
164回 | 34.0% |
163回 | 36.5% |
162回 | 30.2% |
(日本商工会議所ホームページより)
ネット試験の合格率は次の通りです。
受験期間 | 合格率 |
---|---|
2023年4月~2024年3月 | 37.1% |
2022年4月~2023年3月 | 41.2% |
2021年4月~2022年3月 | 41.0% |
(日本商工会議所ホームページより)
ペーパー試験はかなり回によってややばらつきはありますが、大多数が受験している(ペーパー試験は各回30,000人程度、ネット試験は毎年200,000人程度)ネット試験の合格率がおおよそ40%ですので、簡単だという声が多いのもうなずけます。
知識ゼロでも正しくしっかりと勉強すれば誰でも問題なく合格できる試験と言えるでしょう。
簿記の試験は勘が通用しない記述式試験であることに加えて、勉強していないと全くわからない内容なので、完全ノー勉で受かるとかは不可能です。
おすすめのテキスト・問題集

私自身が使用して、一発で合格まで導いてくれたテキスト・問題集をご紹介します。
テキスト
必要なのはテキストと問題集を1冊ずつ、と言いたいところですが、テキストと問題集が1つになった教材があります!
それがこの「スッキリわかる 日商簿記3級 [テキスト&問題集] 」です!
スッキリわかる 日商簿記3級 第14版 [簿記検定 Webアプリ仕訳猛特訓+模擬試験プログラム+解き方講義動画…
自慢になってしまいますが、私はこの1冊のみで100点を取って合格することができました!

簿記3級はこの教材が圧倒的な人気を誇っていますし、簿記の初心者でも「スッキリわかる」こと間違いなしです。
個人的にも簿記3級の教材はこれ一択だと思います。
日商簿記検定は範囲がちょこちょこ改定になるので、最新版を購入することをおすすめします。
問題集
「スッキリわかる 日商簿記3級 [テキスト&問題集] 」であれば問題集は不要です。
それだけだと不安が残るという方はTACの直前予想模試をやっておきましょう。
難易度が高めに作られているので、できなくても落ち込む必要はありません。
入念に間違い直しをして、繰り返し取り組めば本番の試験は楽勝です!
確実に一発合格できる勉強方法

ここからが肝心の勉強方法で、以下がその手順です。
- テキストを読む
- 勘定科目の略を決めておく
- 問題を解く
- 仕訳をやりまくる
- 3でわからなかった問題を解きなおす
- 実践問題を解く
勉強の前に、試験でも使える計算機能のみの電卓を用意しておきましょう。
1.テキストを読む
意識するのは、軽い気持ちで読むことです。
どれだけ集中して読んでも、凡人は読むだけで問題が解けるようにはなりません。
テキストの内容をノートにきれいにまとめる必要もありません。
2.勘定科目の略を決めておく
案外どのブログにも書いてないんですけど、これめちゃくちゃ重要です。
例えば「商品100円を仕入れ、代金は掛けとした」という仕訳をすると、
仕入 | 100 | 買掛金 | 100 |
とノートに書いたりすると思うのですが、めちゃくちゃ無駄です!!!
というのも、本番で仕訳の解答を書く際はもちろん正式に書く必要があるのですが、下書きや勉強の段階で一字一句書いていると疲れますし、時間がもったいないです。
私は問題編の最後の方でようやく「これ略せばよくね?」と気づき、とても後悔しました

中には「建物減価償却累計額」のようなとても長い勘定科目もあるので、本格的に勉強を始める前に自分がわかりやすい勘定科目の略を決めておきましょう。
例えば、買掛金なら「K×」、現金なら「C」といった具合です。
自分がわかりやすい略を決めるのが一番いいですが、参考サイトをご紹介しておきます。
3.問題を解く
後ろについている「問題編」を解いていくのですが、まずは自力で解きます。
わからない問題があれば、テキストの該当するページを見て解いて、それでもわからなければ、解答を見てください。
わからなかった問題はチェックをつけておきましょう。
この段階では何度もやり直す必要はありません。
4.仕訳をやりまくる
簿記3級は「仕訳ゲー」です。
実際に仕訳だけが出る第1問はもちろん、精算表や財務諸表などの問題でも書き方を少しは覚える必要がありますが、仕訳ができればほとんど解けます。
つまり、仕訳ができれば、簿記3級には合格できるのです。
以下のサイトを活用( 最低でも「Aランク50問」 )して、とにかく仕訳をやりまくりましょう。
5.3でわからなかった問題を解きなおす
仕訳をしっかりと学習した後に解くと、するすると解けます。
このあたりから簿記が楽しくなってくると思います。
6.実践問題を解く
テキスト「スッキリわかる」は素晴らしい教材なのですが、唯一弱点があります。

エッ、さっきおすすめのテキストって言ってたのに!
もうポチっちゃったよ…
落ち着いてください。
大きな問題ではありません。

このテキストはわかりやすさを重視するあまり、「金額」が試験よりかなり少ない(商品100円とか)です。
試験では平気で1,000,000円単位の計算が出てきたりするので、このまま試験に臨むと試験で面食らってしまい、計算ミスをしてしまったり、緊張で震えが止まらなくなったりする恐れがあります。
とは言え、 試験の問題そのものは「スッキリわかる」でほとんど網羅できているので慣れるだけです。
ということで、先ほどご紹介した直前予想模試や以下のサイトを活用して、実践問題に取り組んでおきましょう。
最後の最後に実戦形式の試験を行うことに意味があります。
その理由は、試験ではこれまでに培ってきたことを発揮する「発揮力」が必要となるからです。
時間や合格しなければならないという緊張感がある本番でも、見たことのない新しい問題や難しい問題に対して、頭の片隅から知識を引っ張り出したり、応用したり、最終的には勘で答えたりする力。
試験での「発揮力」向上のため、実践問題は本番と同じような環境(図書館など)で、絶対に合格するんだという気持ちで集中してやってください。
「発揮力」を直前で引き出しておき、 最後に間違えた箇所や苦手な箇所を入念に確認すれば、あとは自信をもって試験に臨むだけです。
簿記3級まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
この記事の重要ポイントをまとめます。
- 簿記3級は記述式試験
- 簿記検定には受験資格はないものの、3級から勉強、受験するのがおすすめ
- 簿記3級は独学で十分合格できる
- 問題集・テキストが一緒になった「スッキリわかるシリーズ」がおすすめ!
- 仕訳ができれば簿記3級には確実に合格できる!
このブログではあえて、合格に必要な「勉強時間」を書いていません。
勉強時間は個人個人の能力によって大きく異なるので、勉強方法と合格に必要な理解度の状態の方が参考になると考えているからです。
簿記3級の合格に必要な理解度の状態は、仕訳が完璧にできる状態です。
自分がこの理解度になるまでどれくらいの期間がかかるかを逆算し、取り組んでみてください。
私は1か月ちょっとで合格することができました

この勉強方法を実践していただければ、平々凡々な私でも合格することができたので、絶対に合格できるはずです!
皆様の合格を心よりお祈り申し上げます。
そして簿記3級に合格された方は、次は簿記2級が待っています。
簿記3級は個人商店の会計が中心でしたが、会社や工場の会計が中心となる簿記2級を取得して、より実用的な知識を身につけましょう!
簿記2級もゴッチのブログを活用していただければ、合格間違いなし!
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