
・USCPA試験は範囲が多すぎて覚えられない
・大事なものだけ効率よく覚えたい
ゴッチにお任せください!

こんにちは!ゴッチです!

ゴリーマン|コンサル(FAS)でFA←JTC動物園で現場業務|未経験からコンサル転身後、働きながらUSCPA合格|USCPAコーチングでこれまでに46名の科目合格をサポート|現在はCFA勉強中(Level2 Candidate)
☆USCPA/米国公認会計士☆宅地建物取引士
この記事では、USCPA試験で使えるゴッチオリジナル語呂合わせをご紹介します!
どの予備校のテキストにものってない、だけどとても重要なものだけを語呂合わせにしております!
最後まで読んでいただければ、なかなか覚えられないものもスッと覚えることができるので他の受験生と差をつけることができます!
私はこの語呂合わせを勉強期間中から使用しており、テスト中にど忘れしないよう、テスト開始前の5分間で配布されるメモ用紙に記載しておりました。
テスト前なので時間に影響はないですし、メモ用紙は試験中見ることができるため、ど忘れの恐れをなくし、精神的に安心できます!
試験まで時間がないという方は重要度の星の数を見て、優先順位をつけて覚えていきましょう!
また、Abitus関連Chapterも記載しておりますので、テキストと照らし合わせて理解を深めてみてください!(テキストが刷新された場合はずれることがあります点ご了承ください)
なお、USCPA試験はそもそも範囲が多く、暗記よりも全体観の理解が重要という前提はお含みおきください。
全体観の理解の中でも一部を語呂合わせによって補う、といったイメージです!
それでは、早速ご紹介していきます!
FARの語呂合わせ

まずは多くの方が最初に受けるであろうFARの語呂合わせです。
範囲が一番広く、単純な暗記だけでは太刀打ちできませんので数は少なめですが、語呂合わせもうまく活用していきましょう!
SFAC(Statements of Financial Accounting Concepts)のConstraints(制約)
→「Industry practice Cost-benefit Coservatism Materiality」
・重要度:
・Abitus関連Chapter:1-8
会計の目的や基本概念を定めているSFACからの出題で、個人的にはAICPAリリース問題(以下「リリ問」)や本試験ではAssumptions(前提)などよりもConstraintsがよく出る印象です。
ICチップのCMを打とうとしたら、制約が入った光景を思い浮かべてください。
Direct Methodによる営業CFのうち「営業費用の現金支払額」の算出方法
→「前払期末 + 未払期末 -」
・重要度:
・Abitus関連Chapter:18-9
実際の計算式は以下です。
- 営業費用の現金支払額 = 当期の営業費用 – 前払費用期首残高 + 前払費用期末残高 + 未払費用期首残高 – 未払費用期末残高
なぜこうなるかの原理はしっかり理解した上で、試験ではごっちゃになりやすいのでこの語呂合わせを活用してください。
マキ、ミキはそれぞれ上記のオレンジ字部分を示しており、それぞれの期首残高は反対の符号になります。
マキちゃんを助けたところ、ミキちゃんが引いている光景を思い浮かべれば忘れることはありません。
現実世界と同様、どっちがマキだっけ?とならないように気を付けてください。
Stock Dividends(株式配当)の決議時の仕訳
→「高配当率の場合 Par valueで認識」
・重要度:
・Abitus関連Chapter:14-15
使用頻度はそこまで多くないですが、忘れたころに出題される可能性があるので押さえておきましょう。
Stock Dividendsは高配当率(新たに発行される株式が20~25%超)の場合、R/EをPar valueだけ認識し、仕訳としては「R/E|Stock Dividends Distributable」となります。
なお、低配当率の場合はR/EをFair valueで認識し、Par valueとの差額をAPICで認識します。
Stock Dividends DistributionsがEquity項目である、つまりStock DividendsでEquityは目減りしないというのも地味に重要です。
BECの語呂合わせ

BECの基本は計算問題ですので、FARに続いて少なめとなります。
すべてやや強引ですが、少ないので気合で覚えてしまいましょう!
COSO-ERMの5つのConcepts
→「Governance&Culture Strategy&Objective setting Performance Review&Revision Information, Communication, and Reporting」
・重要度:
・Abitus関連Chapter:19-4
こちらはめちゃくちゃ重要です!
当然ながらConceptsだけ覚えていても解ける問題は少ないので、20のprinciplesをConceptsに紐づけて理解するのも忘れないでください。
ゴシップ好きのレイちゃんを思い浮かべれば忘れることはありません。
COSO-ICの5つの構成要素
→「Control environment Risk assessment Control activity Information and Communication Monitoring activity」
・重要度:
・Abitus関連Chapter:20-2
COSO-ERMと同様、COSO-ICもとても重要です。
BECの試験を受けて、出ない回はないと言っても過言ではないでしょう。
「コリコイモ」には特に意味もなく覚えにくいので、私はCOSO-ERMとつなげて「ゴシップレイちゃんコリコイモ♪」と音で覚えておりました!
Fraud triangle(不正のトライアングル)
→「Attitude/Rationalization Opportunity Incentive」
・重要度:
・Abitus関連Chapter:N/A
BECにおける重要度はそこまででもないですが、AUDとも重複する論点ですのでピックアップしておきました。
どのような行為がそれぞれのどれに該当するかも併せて覚えておきましょう。
AUDの語呂合わせ

続いては沼科目としても有名なAUD。
こちらも暗記だけでは対応できないものの、FARやBECと違い、計算問題がほとんどないのでその分暗記が求められます。
ぜひ語呂合わせを活用して沼回避、沼脱出を実現してください!
Risk Assessment Procedures(Audit Planning時)
→「Inquiry Inspection Analytical procedures」
・使用頻度:
・Abitus関連Chapter:5-5
Audit Planning時のRisk Assessment Proceduresです。
この後も続く手続き系共通ですが、実務をイメージしてなぜそれが行われるかというところまで腹落ちして理解できていると、あらゆる角度から問われる本試験でも対応できるようになります。
Risk Assessment Procedures(I/Cの導入確認時)
→「Walk through Inquiry Inspection Observation」
・重要度:
・Abitus関連Chapter:6-15
監査計画を立案した後、I/C(Internal Control)が導入されているかをチェックする際のRisk Assessment Proceduresです。
Audit Planning時とは違うので注意しましょう。
Test of controlの手続き
→「Reperformance Recalculation Inquiry Inspection Observation」
・重要度:
・Abitus関連Chapter:7-2
ToCおよび次のSubstantive Testの手続きは大変重要です。
それぞれどのような手続きかをイメージしておくのはもちろん、それぞれの手続きが行われる背景を理解しておくと様々な形式の問題に対応できます。
Substantive Testの手続き
→「Confirmation Observation Reperformance Recalculation Inquiry Inspection Analytical procedures」
・重要度:
・Abitus関連Chapter:8-6
ここまでの手続き系を手続きの順番と共に「イーア、ウィーオ、リーオ、コリーア」と流れで覚えてしまいましょう!
特に意味はないですが、意外と覚えられます。
OM(Other-matter paragraph)に記載すべき事項
→「Type Date Different Reason」
・重要度:・Abitus関連Chapter:3-10
Other-matter paragraphに記載すべき事項4つを並べています。
以前のAudit reportで表明された意見の種類(Type)、その発行日付(Date)、意見が異なる旨(Different)、意見が異なっている理由(Reason)の4つです。
Predecessor Auditorへの質問事項
→「Integrity BOD Disagreement Reason」
・重要度:・Abitus関連Chapter:5-2
先ほどの「TDD Reason」と似ていてややこしめですが、逆にセットで覚えてしまいましょう。
Predecessor Auditorの質問事項はいくつかありますが、経営者の誠実性(Integrity)、ガバナンスに責任を負う者(Board of directors(Those charged with governance))への伝達事項、経営者との意見の不一致(Disagreement)、Auditor変更の理由(Reason)の4つが特に重要でよく問われます。
これを押さえておけば大丈夫なはずです!
TCWG(Those Charged With Governance)とコミュニケーションをとるべき事項
→「Significant difficulties Other accountants Disagreement」
・重要度:・Abitus関連Chapter:11-6
Those charged with governanceとコミュニケーションを取るべき事項もいくつかありますが、Audit中に直面した重大な問題(Significant difficulties)、他の会計士(Other accountants)に相談した事項、経営者との意見の不一致(Disagreement)の3つが特に重要です。
I/C(Internal Control)に関するDocumentation(文書化)項目
→「Key Element Sources Risk Assessment Procedures Discussion」
・重要度:・Abitus関連Chapter:6-16
AuditorがI/CおよびRisk Assessmentに関連して監査調書(Working Paper)に記載しなければならない事項です。
他にもありますが、すべて覚えるのは不可能ですし、重要なもののみに絞っております。
語呂合わせを活用する際に大切なことは、語呂合わせがすべてではないということと、この語呂合わせは本試験での「思考」を広げてくれるツールに過ぎないということを認識することです。
「正解」を教えてくれるものではありません。
Aを文書化する必要があるなら、Bも文書化されてしかるべきだな・・・という具合です。
なお、I/CのDocumentationは必須であるものの、Documentationの方法は任意という点も頻出ですので押さえておくと良いかと思います。
EL(Engagement Letter)記載事項
→「Responsibilities Inherent limitations Applicable F/S framework Scope&Objective 関連者」
・重要度:
・Abitus関連Chapter:5-3
ELの必須記載事項として、AuditorとManagementのResponsibilities、Auditの固有の限界(Inherent limitations)、Applicable F/S framework、Scope&Objectiveがあり、任意だけど通常記載されるものとして頻出なのが関連者についてです。
NiziUの「ASOBO」を思い浮かべれば忘れることはありません。
QC(Quality Contorl)の方針と手法6つの要素
→「Human resources Acceptable&continuance Relevent ethical requirement Leadership Engagement performance Monitoring」
・重要度:
・Abitus関連Chapter:19-20
最後は意外と出題の多いEthics関連の語呂合わせです。
こちらは頻出ですし、覚えているだけで点が取れるところですのでぜひ覚えてみてください。
REGの語呂合わせ

REGも暗記科目色が強いので多くなっています。
最後のひと踏ん張りで全科目合格を勝ち取りましょう!
Above the line deductionsの項目
→「Jury duty pay Student loan interest One-half of self-employment tax Penalties for premature withdrawals Self-employed individual’s premiums for medical expense IRAへの積立 Educator expense」
・重要度:
・Abitus関連Chapter:REG2-4-1
Gross Income(総所得から)から控除できる項目の一覧で、大変重要です。
GIからAbove the line deductionsを引くことでAGI(Adjusted GI)が求められます。
ジュリーが江戸で止まっている情景を思い浮かべましょう。
三人称の「s」もついているので文法的にもばっちりです。
Itemized deductionsの項目
→「Charitable contributions Casualty losses Gamble losses Taxes Interest expenses Medical exepenses」
・重要度:
・Abitus関連Chapter:REG2-4-7
AGIから控除される項目の一覧で、こちらも大変重要です。
なお、Standard deductionと比べて、大きい方の金額が控除されます。
チャカさんがタイムをかけている状況をイメージできればバッチリです!
Separately stated items
→「Investment Income Expense Charitable contributions Sestion 1231&179 Tax-exempt income Rental revenue Capital gains and losses Interest, dividend, royalty income Foreign income taxes」
・重要度:
・Abitus関連Chapter:REG2-7‐5
Partnershipにパススルーする項目で、頻出中の頻出です。
キャピという素晴らしいチャリ業界のスターのインフォメーションを想像してみましょう。
あっという間に覚えることができます。
株式会社のdeduction項目
→「Charitable contributions Casualty losses DRD Organizational expenditures NOL」
・重要度:
・Abitus関連Chapter:REG2-9-7
法人所得税の計算の際に控除する項目のうち、個人と法人で取り扱いが異なっており、試験で頻出の項目の一覧です。
音の勢いで覚えれるはずです!
Statute of frauds(詐欺防止法)が適用される契約
→「Real estate 1年以内に履行しえない Goods($500以上) Intangible($5,000超) Debt Securities」
・重要度:
・Abitus関連Chapter:REG1-2-18
ここからはREG1(ビジネス法)の語呂合わせです。
そもそもREG1自体がそこまで出題されないので重要度は低めですが、その中でも狙われやすい箇所だけを語呂合わせにしております。
こちらはR1グランプリのグッズにIDが付され、セキュリティ管理されている光景をイメージすれば一発です。
クライアントがCPAをfraudsで訴えるための4要件
→「Scienter Actual damages Material facts Reasonable Reliance」
・重要度:
・Abitus関連Chapter:REG1-10-4
REG1の中ではとてもよく狙われるポイントです。
negligence(過失)の場合もたまに出るので同時に押さえておきましょう。
Security interest(担保権)の設定要件
→「Agreement Given value Rights in collateral」
・重要度:
・Abitus関連Chapter:REG1-7-5
Security interestはAgreement、優勝対価の提供(Given value)、債務者が担保財産に権利を有する(Rights in collateral)のすべてを満たすことで発生します。
Perfection of the security interest(担保権の完全化)の要件
→「Filing a Financial Statement Automatically Possession Control」
・重要度:
・Abitus関連Chapter:REG2-7-8
融資報告書の登録(Filing a financial statement)、Consumer goodsの場合のみ自動的(Automatically)、占有下に置く(Possession)、支配する(Control)のいずれかでSecurity interestは完全化されます。
自動的な完全化は善意の購入者に対抗できない点も押さえておきましょう。
「やっちまったな!!!」
まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。
特にAUD、REGはそれなりの量がありましたが、リリ問や本試験を通して必要なもののみに絞っておりますので決して覚えられない量ではないかと思います。
全体観の理解を補完する形で語呂合わせをぜひ活用してみてください!
皆様の全科目合格を心よりお祈り申し上げます。