【Basis(基本)こそ正義】USCPA REG 受験体験記

悩めるリーマン
悩めるリーマン

・USCPAの「REG」は情報が少なくて不安・・・
・体験記を読んで勉強や試験のイメージをもちたい

ゴッチにお任せください!

ゴッチ
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こんにちは!ゴッチです!

この記事では、私がUSCPA(米国公認会計士)の最後の砦「REG」を受験したときの記録をつらつらと書いております。

勉強方法などは別記事にする予定ですので、この記事は試験のイメージづけのつもりで気楽に読んでみてください。

また、プチお役立ち情報もちりばめられておりますので、お見逃しなく!

勉強開始~模試受験

最終科目はREGです。

1科目目がFARなのと同様、4科目目をREGとするのは王道であり、あまり迷う方もいらっしゃらないかと思います。

たまに法律や税務が怖いからと言ってREGを1科目目としてFARを4科目目にしている方もいますが、基本的にはおすすめしません。

FARがすべてに通ずる基礎の科目であるのに対して、REGは内容的にかなり独立しているからです。

ということで、あともうひと踏ん張り、REGスタートです!


AUDのスコアリリースを待っている間は、北海道旅行に行っていて勉強できなかったのでREGの勉強は2022年8月後半から開始しました。

これまで通りまずは計画を立てていきます。

REGは教科書が全部で4冊あるものの、REG1のビジネス法の分野はTBS問題でも出題されませんし、そこまで深く問われないため実質的な範囲はそこまで広くありません。

また、自分にとって、これまで受けてきたFARやBEC、AUDは少なからず実務に通ずるものがあると思い、合格するだけでなく理解したいという思いがありました。

REGには申し訳ありませんが、正直REGは合格さえできれば満足です。

REGに対するモチベーションもほぼなく、ここまでやったのだからUSCPAになるんだ!というモチベーションだけがありました。

以上より、REGはとにかく早く抜けたいと考え、少々無茶かもですが2か月での合格を目指すことにしました。

巷で言う早期合格が可能か実験してみたかったのもあります。


ということで、2022/10/23を受験日として設定し、勉強スタート!

まずこれまで通り「講義を聞く」ことから始めたいところですが、今回は2か月しかありません(自分で追い込んでいるだけですが)。

常識的な勉強方法では達成不可能です。

色々考えてたどり着いた勉強法は以下の通りです。

  1. REG1のテキスト、MC問題を一通り読む
  2. REG2のテキストを読む
  3. MC問題の動画解説を聞く
  4. 2⃣~3⃣の繰り返して1周する
  5. MC問題を2周程度やる(REG1は1周程度)
  6. REG2のTBS問題を1周やる
  7. 模試、5年分のAICPA問題をやる

前述の通り、REG1(ビジネス法)はほとんど出ません。

難しい単語がたくさん出てきますし、法律を初めて学ぶ人にとってはとっつきづらい分野ですが、どちらにせよREGの試験では出題比率が低いのです。

ですのでREG1はテキスト、MC問題を読書のように1周読んで終わりにしました。

REG2(税法)も同様に、講義動画は見ず、テキストを読むだけというスタイルは継続。

とはいえ、REG2はメインの出題分野ですので、MC問題の解説動画のみ見ることにしました。

それぞれ1周終わった後、REG2のMC問題を2周程度、REG1については1周程度しました。

講義動画を見ていない分、ほとんど定着しておらず、1周するのがかなりきつかったですね・・・笑

ただ、アウトプットしながらインプットしていくイメージで、正答率等の結果にはこだわらず、地道にやり続けました。

REG2のTBS問題も一応1周程度やりましたが、AbitusのTBS問題は近年のTBS問題に追いついていないことは過去の受験経験からわかってきたので、本当に軽くやるだけにとどめました。

ちなみにREG1はTBS問題では出題されない(今後変わるかもしれませんが)ので一切手を付けていません。

ここまでで約1か月ちょっとが経過していました。


正直REG2の定着度はいまいちでしたし、REG1に至ってはMC問題1周しかしてない状況ですが、試験まであと2週間と迫ってきたので、2022/10/9に模試を強行受験。

結果は散々で、47点でした。

これまでも模試はかなり低い点数でしたが、その中でも群を抜いて低い・・・

ほぼ手を付けていなかったREG1から大量のMC問題が出題されたことと時間配分ミスで1時間以上余ってしまったことを差っ引いても試験2週間前とは思えない完成度です。

この結果を受けて、試験日を2週間後ろ倒しの11月6日にリスケしました。

円安の影響で4,000円超もとられました・・・

結果が悪かったのはもちろんですが、問題を解いていて、内容を理解できていないことを痛感したのが大きな決定打となりました。

通常であれば間違い直しの後、AICPA問題をやりこみ、試験に向けて仕上げていくのですが、現状ではインプットが全く足りていない状況です。

私はここで、USCPA試験緊急事態宣言として2つの施策を打つことにします。

  • TAC教材の購入
  • Basisの整理

まず1つ目の施策として、前々から気になっていたTACの「TAX 直前対策まとめ」というテキストを購入することを決意しました。

USCPA試験において初のテキスト浮気です。

時間がない中で理解度を上げる必要があったので、少々高いですがポチッと購入。

なお、TACで購入する場合は直前対策セットとして講義DVD等も購入する必要があるのでそれなりの値段がしますが、まとめテキストをメルカリで買うだけであれば数万円程度、出費を抑えることができます。

私もテキストだけメルカリで購入しました!

ゴッチ
ゴッチ

無事到着した後、早速読み進めることに。

USCPA REG 直前対策まとめ

結論から申し上げると、このTACの教材、めちゃくちゃ良かったです。

実際に使ってみて、良かった点を挙げておきます。

  • とにもかくにもわかりやすい
  • REG2の要点がギュッと約50ページにまとまっている
  • capital lossのIndividuialとC corporationそれぞれでの取り扱いの違いなど、論点となるところがわかりやすく記載されている

もちろんないと合格できないとは思いませんが、早く合格を達成したい人やExpireが迫っている人は購入をおすすめします。

まとめテキストが届いてからはAbitusのREG2の教科書はほぼ開かず、まとめテキストをひたすら読み込んだり書き込んだりして理解を深めました。


あともう1つの施策として「Basisの整理」です。

どのサイトにも書いてありますが、やはりREGはBasisの理解です。

 ちょこっと補足

BasisとはREGでは投資基準額という意味合いで使われます。売却時や配当時に課税額はいくらになるのか、またそもそも課税されるのかを判定する際の重要な概念です。

これが理解できていないとREGは絶対に合格できません。

そのため、Basisに関してはやはり自分でまとめてみるのが一番早いと考え、Excelにまとめることにしました。

以下がそのExcelシートです。

Excel形式でダウンロードできますので好きなように加工、修正も可能です!

まとめてみるとたくさんあるのですが、作成過程で重要な概念に気づきました。

それは「法人ごとの性格」を考えれば、Basisの算定ができるということです。

例えばですけど、Partnershipは所有と経営が一致しており、課税項目は個人へパススルー、課税タイミングは後ろへという性格をもっています。

ですので、基本的な考え方としては、まずBasisの調整により処理して、課税は繰り延べ、Basisで調整できない場合のみ課税することとなります。

これがわかっていれば、Partnershipの非清算時の分配で現金だけで受領される場合は・・・などと個別に覚える必要がありません。

理屈を覚えることであらゆる状況に対処できるのです!!!

これがわかるようになるとBasisはもう楽勝です。

後述しますが、試験でもこれまでやったことがない問題が出ましたが、理屈で考えた結果、正解することができました。

この感覚をつかむことができたのでExcelのまとめは作成してよかったです。


上記2施策をやりながらAICPA問題も5年分やりこみました。

その結果、理解度はかなり高まり、AICPA問題も初見で7割後半がとれるように。

8割とれなかったので安心とまではいきませんが、ある程度の自信をもって試験に挑みました。


本試験受験(1回目)

exam

2022/11/6、来たる受験日。

これが終わればこの会場に来ることはないのかとしみじみ感じつつも、いやいや油断してはならんと気を引き締めて試験開始。

さすがに6回目の受験となるので、諸々のことは慣れてきており、時間配分もコーヒーの摂取量も完璧です。

目標125分に対して120分でMC問題を終えました。

やはりBasisが多いです。

REGはどうしても暗記問題が多い傾向にはありますが、あらゆる形でBasisを計算させる問題が多いのが印象的でした。

TBS問題も特段難しくなく、貯金5分の残り時間1時間30分でTestlet3を終え、休憩に入りました。


このままハプニングもなく試験が終わってしまうと、ここまで読んでくださった方々に顔向けできないので、ここで私の休憩時間の流れをご紹介します。

USCPAの休憩時間は15分ですが、入退室とトイレで5分~7分程度はかかるので、実質の休憩時間は7~10分程度です。

この休憩時間でいかに脳をリカバリーして、集中力を維持するかが重要です。

複数回受験をしてたどり着いた、私の休憩フローを以下でご紹介します。

  1. 退室
  2. トイレへ行く
  3. チョコレートとコーヒーを摂取する
  4. 水orお茶を飲む
  5. 深呼吸・瞑想する
  6. 5分前に入室する(2分前までに画面の前に座る)

この休憩フローにより、脳が蘇り、さらに集中して残りのTBS問題に取り組むことができます!

特にチョコレートはこだわっておりまして、私が好んで食べていたのは「呼吸チョコ」です。

中にアーモンドが入っている点と、甘すぎず苦すぎず、ちょうどよい糖分を摂取できる点が魅力です。

いつも試験前に2粒ほど、休憩時間に5粒ほど食べておりました。

ちなみに「呼吸チョコ」の名前の由来は、「息づくほど新鮮なうちにお召し上がりいただきたい!」というメーカーさんの気持ちが込められたネーミングだそうです(以外にも「高級チョコ」は意識していないらしい)。

普通においしいお菓子なので芸能人のファンも多いみたいですね。

コーヒーはブラックだと脳に急激な負荷がかかるので、キャップ付きのブラックコーヒーに自宅で牛乳を注いで持参しておりました(こちらは好みによるかと思います)。

一通りエネルギー補給をした後は深呼吸しながら瞑想をして、気持ちを整えて後半戦に臨みます。


少し話が逸れてしまいましたがしっかり休憩した後、Testlet4を開始。

ここで1つ、非常に迷う問題が出題されました。

詳細は情報管理の観点上、伏せさせていただきますがS corporationについての問題でした。

S corporation(小規模会社)はPartnershipとC corporationの間のような形態の会社です。

ここでS corporationの性格の根底を考えてみました。

その結果、折衷形態といえども結局は会社であり、C corporationに近い処理をすることになるはずだ!と、判断。

テスト後テキスト等で調べたら考え方は合っていました。

やはりBasisの算定において、法人ごとの性格を理解しておくのは重要だなと痛感しました。


その他は一部迷う問題もありましたが、何とかフィニッシュ。

相変わらず絶対に合格した、という感覚はないものの、ある程度の手応えをもって会場をあとにしました。




結果発表

USCPA合格発表

USCPA完走が懸かる運命の結果発表!

試験日の11/6からスコアリリースの11/23までは次の科目のことを気にしなくていい期間で、非常に新鮮でした。

久しぶりの感覚で体も心もびっくりです。

とはいえ、試験日からスコアリリースまでの期間は何回受けても慣れず、長く感じます。

しかもスコアリリースの前日は2時くらいまで飲み会だったのに、当日は6時くらいに目が覚めてしまい、体はしんどいのに脳が寝させてくれない地獄のような時間を過ごしました。

苦悶の時間を乗り越えた10時頃、スコアリリースを確認してみると・・・

83点で合格でした!

ヤッターーー!!!USCPA全科目合格達成!!!

非常に長い道のりでしたが全科目合格を達成できて本当に良かったです。

やはりREGはBasisこそが基本であり、点数で考えてみてもBasisの理解ができていれば確実に合格できるでしょう。

REG1(ビジネス法)の内容も一部出題されますが、あくまで高得点を取るために必要というような位置づけになろうかと思いますので、基本的な用語や論点さえ押さえていれば大丈夫です。


まとめ

まとめ

REGの試験内容に関するものではなく、REGの受験を通して気づいた試験全体に通ずることをまとめておきます。

  • 試験直前に理解が追い付いていないと感じた場合はコストを惜しまずリスケしよう
  • 模試の結果に一喜一憂しない(模試の点数が低くても一発合格可能)
  • 暗記であっても「枝」を覚えるのではなく「根底」を理解するようにしよう
  • 講義動画を見ないことで短期間の合格は可能(ただし理解度の低い期間が長くなるためモチベーションに悪影響を与える可能性も)

REGは約2.5か月での合格となりました。

目標の2か月に対して2週間のリスケがあったので少し伸びてしまいましたが、合格までの期間は早い方だと思います。

やはり、講義動画を見ないというのが早期合格のカギであることは間違いないです。

他の科目も同様にすることで早期合格が可能か?と問われれば、不可能ではないとは思います。

しかし、「わからない」という状態が長く続くので、モチベーションの維持は難しいかなと思います。

個人的には、どうしても短期間で合格したいという場合以外は、試験後の理解度・定着度を上げる意味でも講義動画は見た方がよいと考えております。

今回の私にとってのREGのような、特に興味のない科目の場合はすっ飛ばしても問題ないでしょう。


そしてこれにてUSCPA全科目合格となりました。

2021年6月から2022年11月までのおよそ1年半弱、長期にわたる挑戦となりました。

最初は本当に合格できるか不安でしたが、科目合格を重ねるにつれて徐々に自信がついてきて、全科目合格までたどり着くことができました。

英語の試験ということでビビってしまうところはありますが、やはり着実に努力すれば合格させてくれる試験だと思います。

皆様の全科目合格を心よりお祈り申し上げます。