・USCPA試験でfailになってしまった、どうしよう
・次の試験日をいつにしようか迷っている
ゴッチにお任せください!
こんにちは!ゴッチです!
ゴリーマン|コンサル(FAS)でFA←JTC動物園で現場業務|未経験からコンサル転身後、働きながらUSCPA合格|USCPAコーチングでこれまでに36名の科目合格をサポート|現在はCFA勉強中(Level2 Candidate)
☆USCPA/米国公認会計士☆宅地建物取引士
この記事では、私がUSCPA(米国公認会計士)試験でfailになった後、最短最速で合格するためのメソッドまとめております。
次の試験日をいつにしようか悩んでおられる方、何から始めたらいいかわからないという方にはぜひ読んでいただきたいです。
七転八倒も承知の上~♪(わかる人いたらコメントください)
迷った問題は試験後すぐ教科書等で調べておく
万が一failになったとき、そこから準備していては遅く、failになる前から準備しておくことが肝要です。
手応えによってでいいんじゃないかという意見もあるかと思いますが、個人的には手応えに関わらず、試験後すぐのテキスト確認をおすすめします。
理由は以下の2つです。
- 迷った問題をすぐに調べることでその問題の印象が強く残り、その後の人生でも忘れにくくなる(話のネタになる、実務に役立つ等)
- USCPA試験は思ったより点が出るとは言え、4時間の英語の試験であり、結果が読めない
特に2つ目の理由が大きく、試験後に「絶対に合格できた!」と思えることはほとんどないです。
ですので、問答無用で試験後はすぐテキストで迷った問題を復習する、というのを癖づけておくと良いと思います。
シンプルに「テスト後の答え合わせ」と考えてもらっても大丈夫です。
とにかく、すぐに確認しましょう!
その代わり、どれだけ手応えが悪くても、スコアリリースまでの間に受験した科目の勉強を継続することはしませんでした。
先ほどお伝えしたことと矛盾するところもありますが、USCPA試験は思ったより点数が出るので、意外と合格できた!ということもままあります。
そうなったとき、ExpireがあるUSCPA試験において過去の科目の勉強ほど無駄なものはありません。
しっかり切り替えて次の科目の勉強をする、という意味合いでも、試験当日に確認してその科目とはスパッと縁を切りましょう!
点数に応じて次の試験日を予約する
さて、ここからが本題、failとなってしまった後です。
failを確認したら、もう一度冷静に点数を見つめます。
この点数に応じて次の試験日を決めます。
私の持論は、65点以上なら次回スコアリリースのカットオフ日までの期間で試験日を予約、65点未満なら次々回スコアリリースのカットオフ日までの期間で試験日を予約するべし!です。
65点以上の場合
ちなみに65点以上というのは1日1点up × 10日(勉強期間)で75点以上!ということで基準とさせていただいております。
個人的な実績とはなりますが、fail後に短期集中でやった日付分くらいは点数が上がっています。
- FAR:69点→12日後再受験、9点アップの78点で合格
- AUD:74点→6日後再受験、6点アップの81点で合格
インターネット上の情報を見ていても同様の感じです。
「じゃあ64点でも11日あればいいじゃないか!」という声もあるとは思いますが、やはり低ければ低いほど日数に比例して伸ばすことは難しくなります。
私のFARの結果がいい例で、元が低かった分、日数に比例して伸びてはいません。
とはいえ、65点未満の場合は絶対に無理なんてことはないはずで、あくまで1つの基準としてこの記事では65点という点数を掲げております。
結局はこの記事を読んでみていけそうな気がしたか、そうでないか自己判断で決断してください(投げやり)。
本題に戻って、65点以上(かつ74点以下)で惜しくもfailとなってしまった方は次回のスコアリリースで発表されるターム内の試験日を予約してください!
これで文字通り、最短最速での合格を勝ち取りにいきます。
前述の65点の基準にも関係しておりますが、スコアリリースから次回のスコアリリースのカットオフ日(ターム内の最終日)まではだいたい10~14日程度あることが多いです(6日程度しかないパターンもまれにありますが)。
スコアリリース日について詳しく知りたい方は以下の記事をご確認ください。
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とどのつまり、スコアリリースでfailとなってしまった後、最長でも2週間以内に再試験を受けるのです!
カットオフ日付近は人気で予約が埋まっていることが多いのでご注意ください
さすがに早すぎると思っておららる方もいらっしゃる方もいるかもしれません。
ご安心ください。
むしろすぐに受けることで以下のようなメリットを享受できるのです!
- モチベーションを落とすことなく短期間で受けきる
- 試験で一度仕上げた状態からすぐに再仕上げに入ることで忘却曲線に逆らう
- 同じ問題が出る可能性がある
- 65点以上であれば基礎はできている→少しの上積みがあればあっさり合格できてしまう可能性が高い
- USCPA試験にはExpireがあるので早く合格するのに越したことはない
- 単純に受けるチャンス(母数)を増やすことで合格に近づける
3つ目については以下の記事をご確認ください!
TBS問題で、本当に同じ問題が出ました。
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また、最後について少し補足させていただくと、USCPA試験はある種「運」の要素が多い試験でもあります。
回によっては自分が得意な問題が出なかったり、難しい問題が出たり(相対的に場合は理論上自分の点数にはあまり影響はないはずですがそれにより狂わされることとかがありえます)、横の受験者がやたら変な行動をするやつだったり(4時間を共にします)、色々な運要素があります。
ですので、単純に母数を増やしてあげることで、良い条件に巡り合うチャンスを増やせるのです!
単純に計算しても、1科目合格した後18か月以内に残り3科目合格しないと1科目目がExpireとなるので、Expireしないためには24回程度しか受験機会がありません。
24回と聞くと多い気もしますが、1科目の勉強期間が3~4か月程度かかると考えると決して余裕のある回数ではないのです。
2024年1月からは新体制となり、試験内容が変わることに加えて1年に4回しかスコアリリースされなくなります。それまでに1科目でも多く合格しておいた方がいいという意味でも、すぐの受験をおすすめします
様々な要素を考慮すると、65点以上=基礎がしっかりできている方はfailであっても、今の勢いですぐに受験してしまうのが得策です!
65点未満の場合
65点未満だった場合、次々回のスコアリリースのカットオフ日までに試験を予約することをおすすめします。
ただし先ほど申し上げたように、65点以上という基準は1つの目安に過ぎませんので、これにとらわれることなく強気に挑戦してみるのもよいと思います。
個人的には、65点未満だと次のスコアリリースのカットオフ日まででは上積みが足りないなと考えている次第です。
それでも、次々回より先延ばしにするべきではありません。
それは、65点以上の場合のすぐ受けるメリットで記載したような理由もありますし、個人的な感覚ですが、実際に苦しんでいる人ほどfail後必要以上に時間をかけてしまっている印象もあるからです。
65点未満でも1か月程度で再チャレンジです!
Score Noticeを確認する
Score Noticeとは、合格の場合はこれまでに合格した科目の有効期限等を、不合格の場合は有効期限等に加え、受験した科目の範囲別/問題種類別のテスト結果(2ページ目に記載)を教えてくれる成績表みたいなものです。
百聞は一見に如かず、私がFARでfailとなったときのScore Noticeをご確認ください。
判定としては「Weaker」「Comparable」「Stronger」の3つで、これは75~80点のスコア帯の人と比べた時の相対評価で決定されます。
つまり、failだと基本的にはほぼStrongerは出ないはずです。
このScore Noticeは、スコア発表から72時間以内にスコアリリースのWebページに「目」のアイコンが現れた後ダウンロードできるようになります。
システムの状況によりますが、次の試験日の予約ができるようになる前後くらいで確認できます。
書いておいてなんですが、個人的にはこのScore Noticeは一応確認するものの、あまり参考にする必要はないと考えております。
理由は次の3つです。
- USCPA試験は膨大な問題データベースからランダムで出題されるので、同じ問題が出る可能性は低い、かつ問題比率も変わる
- 本当にざっくりの情報しか出してくれないので復習につなげにくい
- 74点でfailになった際、MC問題Weaker、TBS問題Weakerだったので精度に不信感がある
まとめると、Score Noticeからは有益な情報を得られないということです。
さっと確認して、ふむふむという感じで次の猛勉強に移りましょう。
猛勉強する
結局はこれに尽きます。
failになってしまった悔しさをばねに限られた時間を有効に使いましょう。
時間が限られているのはすぐに受ける場合も、そうでない場合も同じです。
ただし徹夜など、無理してまでやる必要はなく、ここでのポイントは次の2つです。
- 主要論点における極度の苦手箇所をつぶす
- インプットを忘れることなかれ
苦手箇所をつぶす、というのは当たり前なので特に詳しく書きませんが、USCPA試験は幅広い範囲から様々な角度から問われるので苦手箇所があるとそこでつまづきます。
科目ごとの主要論点の苦手箇所が運よく出ないことはあんまり期待できません(枝葉部分はもちろんあり得ます)。
主要論点とはFARで言うと、Inventory関連やA/R関連、連結修正、CFなどです。
後述しますが、全体観の理解の意味でもこれらの主要論点において極度の(多少はOK!)苦手箇所はないように鍛錬を積みましょう。
続いて「インプットを忘れることなかれ」についてです。
試験日が近くなるころには状態はかなり仕上がっており、AICPAリリース問題をやったり、ランダムでMC問題を回したりしがちです。
またfail後すぐに受ける場合は時間がないため「勉強した感」が欲しくてアウトプットに時間を使ってしまいたくなります。
しかし、ここで私が強くお伝えしたいのはインプットの重要性です。
USCPA試験でもし仮にテキスト持ち込み可で、時間無制限だったら合格率が爆上がりすると思いませんか?
それはつまり、テキストの内容を頭に叩き込めば、USCPA試験は合格できるということです。
私の場合は試験前、FARとBECでは自分で作成したマインドマップを、AUDではテキストを、REGではTACの直前まとめテキストを何回も読んでおりました。
failになったFARとAUDはfail後、特に意識して取り組みました。
もちろんアウトプットは大事ですし、前回の試験でできなかった箇所をつぶすのも大事です。
しかし厄介なことにUSCPA試験の範囲は総じて広く、次の試験では前回と全く違う問題が出題されることが容易に想定されます。
とはいえ、テキスト全てを暗記するのは超人以外不可能なので、テキスト全体を俯瞰的にとらえるための「全体観」の理解が必要となってきます。
そして、この全体観はテキストの内容を何回も学ぶことによってでしか身につきません。
短期間で合格を勝ち取るには回転効率を上げなければならないところ、アウトプットで全範囲をやり切るのは時間がかかりますが、インプットなら1周するのにそこまで時間を要さないはずです!
ゆえにインプットが重要と豪語させていただいております。
またインプットの中でも回転効率をより突き詰めると、要は「テキストの内容をいかに効率よくインプットできるか」が重要になってくるので、マインドマップやまとめノートの活用は有益を言えます。
ただしfail後すぐに再試験を受ける段階で作成していては遅いので、この段階で作成していない方はテキストで突っ切るしかありません!
テキストの全体観が定着してくると問題を見たときに、何が問われているか、また、テキストのどのあたりの情報を引っ張ってくればよいかがイメージできるようになります。
まさに頭の中に仮想テキストがあり、検索をかけてヒットさせて答えるというResearch問題のような状態です。
そうなったらもう合格間違いなしです!
というのは少し誇大広告ですが、かなり合格に近づいているはず。
この状態になるまで、アウトプットはもちろん、基本に立ち返ってインプットを重点的に取り組むと良いでしょう!
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事の内容をまとめます。
- 試験後は手応えにかかわらず迷った問題をテキストで復習しておこう
- 65点以上でfailなら次のスコアリリースに間に合うように、すぐ再試験を受けるのがおすすめ
- 65点未満でも次々回のスコアリリースのカットオフ日までには再試験を受けよう
- Score Noticeはあまり参考にならないので特に気にしない
- 短期間でもインプットを大切にして「全体観」を理解することで広範な試験範囲を網羅すべし
- インプットの回転効率を上げるためにもマインドマップやまとめノートの作成はおすすめ
ポイントとしては、fail後すぐ受験する点とインプットを重点的にやる点です。
fail後はもう一回あの地獄に向かわねばならないのか、Expireが怖いなーとブルーな気持ちになるかと思いますが、ぜひこのメソッドを活用して「皆様にとっての最短最速」で合格を勝ち取ってください!
私にできたので、皆様もきっとできます。
皆様の全科目合格を心よりお祈り申し上げます。