【受験できない恐れも!】USCPA予備校申込後にやることリスト

  • 2022年12月30日
  • USCPA
悩めるリーマン
悩めるリーマン

・USCPAの予備校に申し込んだものの何から始めればよいかわからない
・全然案内が来なくてビビっている

ゴッチにお任せください!

ゴッチ
ゴッチ

こんにちは!ゴッチです!

この記事では、USCPA(米国公認会計士)の予備校に申し込んだ後すべきことをお伝えしていきます!

予備校に勢いで申し込んだはいいものの、何から手をつけていいのかわからない方も多いと思います。

そんな方へUSCPAの予備校に申し込んだ後すべきことを優先度順にまとめました。

これを見ればみなさんが迷わず、ロスなく受験までたどり着けます!


また基本的にはAbitus(アビタス)利用者向けの内容ですのでご了承ください。

ただ共通の内容もあると思うのでAbitusじゃない方も最後までご覧ください!

それでは早速ご紹介していきます!

USCPA予備校申込後に真っ先にやること(優先度:高)

真っ先にやること

まずは最優先でやるべきことをお伝えします。

なお、こちらの説明はワシントン、グアム、アラスカ、モンタナ、ニューヨークへ出願予定の方向けの説明ですのでご了承ください。

学歴評価を依頼する

何よりもまずNASBA(National Association of Boards of Accountancy)が運営する学歴評価機関、NIES(NASBA International Evaluation Service)に学歴評価を依頼する必要があります。

理由はNIESの学歴評価が引くほど遅いからです。

2週間以上かかると記載してあるが騙されてはなりません。

私は2ヶ月以上かかりました。(COVID-19の影響もあったと思います)

せっかく勉強が終わって受験だ!となったときに学歴評価が終わっていなければ受験できませんので、学歴評価は絶対にすぐやってしまいましょう。


学歴評価のプロセスはもちろんすべて英語で行う必要がありますが、心配ご無用です。

基本的なやり方は各予備校が資料を準備してくれており、たとえ問題が生じたとしても質問を受け付けてくれるはずなので大丈夫です(少なくともAbitus受講生は)。

予備校の資料を見てもらえればわかるとはいえ、簡単に流れをご紹介しておきます。

  1. NIESに登録する
  2. 出身大学に英文の成績証明書、卒業証明書を発行してもらう
  3. 大学側から直接NIESにメールで送付してもらうように依頼する or 自分で郵送する
  4. 自分でパスポートのコピーをNIESにメールで送付する
  5. 学歴評価を待つ

一応流れをご説明しましたが、覚えておくのは「受講開始したらまず学歴申請する」ということだけです!

ちなみに成績証明書、卒業証明書の発行で約1,000円、NIESへの学歴申請で約25,000円程度発生しますので、予備校に大金を払った後も節約は継続してください。

オリエンテーション動画を見る

学歴評価が終わったらオリエンテーション動画を見てください(Abitusにはありましたが他の予備校にあるのかは知りません)。

このオリエンテーションを見て勉強を始めるか、我流で突き進むのかでは効率やその後のモチベーションに大きな差が生じます。

ネタバレはできないので詳しくはお伝えできませんが、1.5倍速で構いませんのでとりあえず見てください。


USCPA予備校申込から1ヶ月以内にやること(優先度:中)

1ヶ月以内にすること

この「優先度:中」は、実は1ヶ月以内に必ずすべきことではありません。

しかし1ヶ月以内に終わらせておくと良いことという観点であげさせていただきました。

今後の効率に大きく関わってくるところですので1ヶ月以内という目標をもって済ませてしまいましょう。

勉強スタイルを確立する

ここでいう勉強スタイルとは次の3点によって決まってきます。

  • How long:どのくらいの期間で合格を目指すのか
  • When:いつやるのか
  • How:どのように進めるのか

一つ一つご説明していきます。

How long:どのくらいの期間で合格を目指すのか

まず明確に決めておきたいのは「どのくらいの期間で4科目合格を目指すのか」です。

これを決めることで大きく2つのメリットがあります。

  • 目標を持つことでそれに向けて頑張れる
  • 逆算することで一日の必要勉強時間が決まる

1年半で合格することを目指した私の例で計算してみましょう。

ちなみに1年半である理由は、転職面接時に「1年半で合格します」と宣言してしまったからです。

USCPAに必要な勉強時間は1000~1200時間と言われていますので、保守主義(conservatism)で1200時間で計算してみます。(USCPAの勉強の成果が!)

また、考えたくありませんが、仕事が死ぬほど忙しくなるなどの勉強ができなくなる事態を想定して、3ヶ月はバッファとして考えます。

よって1200を15で割って月80時間、週にすれば20時間必要ということになります。

私は土日休みの通常勤務なので平日2時間、休日5時間の勉強時間でなんとか達成できそうだとわかります。

現実と大きく乖離している目標はかえって逆効果になってしまいますので、最後に実現可能性を考慮してみるのも忘れないでください

ゴッチ
ゴッチ

このようにして毎日どれくらい勉強するかを決めてしまいましょう。

ただ注意点としては、勉強時間はこれだけ確保すれば合格できるという基準はないので、実際の日々の勉強は進捗度で管理するのがおすすめです(○日までにテキスト1周など)。

詳しくは勉強方法の記事で解説します。


 When:いつやるのか

これは自分の生活リズムとの相談になりますが大事なことが1つあります。

それは絶対に勉強する時間(コアタイム)を決めることです。

コアタイムを決めることでその時間を中心に1日を組み立てることができます。

例えば20時からやると決めた人であれば20時から勉強を開始できるようにそれまでに仕事や食事、家事を終わらせるよう意識的に生活します。

逆に決めなければ、勉強という多くの人にとって苦痛で逃げたいタスクはどんどん1日の中で後回しにされ、しまいには人生の中で後回しにされてしまうでしょう。

ちなみに私は朝6時までには起きて勉強しようと決めていました。

もちろんできない日もありましたが、決めていたことで意識的に朝勉強できました。

中には不規則的な勤務体系で難しいという方もいらっしゃるかもしれませんが、その場合もこの勤務パターンの日は○時から△時間といった具合で決めることができます。

私も以前は不規則勤務でしたのでこのようにして勉強時間を確保していました。


 How:どのように進めるのか

勉強方法は本当に様々です。

オーソドックスに教科書から読む、まず問題の解説動画から見る、必ず予習してから進める、などなど…

結論からお伝えすると、早い段階でトライアンドエラーを繰り返して自分に最適な勉強方法を見つけるのが重要です。

私の勉強方法は合格した後にお伝えしていこうとは思いますが、大切なのは自分に最適な方法を見つけて、それを信じて進めていくことです。

非効率だったり、自分に合わなかったりする勉強方法で勉強した時間はムダとまでは言いませんが非常にもったいないです。

最初のうちにトライアンドエラーを繰り返し、これまでの経験、定着具合、スピード、オリエンテーションで聞いた内容等を鑑みて自分にとって最適な勉強方法を決めてしまいましょう!

英文会計入門の単位認定試験を受ける

こちらは自分の勉強のペースが遅くないか確かめる指標として下さい。

英文会計入門が1ヶ月で終わらないようだと、自分の今の勉強ペースは遅いと判断して勉強時間の確保、勉強方法の改善を試みましょう。

USCPA試験、特に最初の科目として受験することが多いFARは範囲が膨大でいかに内容を理解、記憶して試験に臨めるかがカギとなります。

ゆっくり時間をかけることは悪いことではありませんが、一通り終わった頃には最初の方の記憶が一切ないからまた始めからやるか…ということでは困ります。

1ヶ月で英文会計入門の単位認定試験まで終わらせる、というのを今後の勉強スピードの指標としましょう。


なお、初回の出願にあたっては大半の方がさらに追加で単位を取得しないといけないと思うので、忘れずに実施してください。

Abitusの場合は、単位取得がそこまで難しくないので詳細は割愛させていただきますが、出願要件が緩めのアラスカ州でさえも会計単位24単位(英文会計を含めた6科目)が要件となっています。

勉強を進めながら継続的に単位を取得しておきましょう。




USCPA予備校申込から1年以内にやること(優先度:低)

1年以内にやること

ここまで読んだし、優先度低いならスクロールしよと思われた方は一度深呼吸してください。

ご紹介するタスクには明確な期限があります。

また皆さんの大切なお金に関することなのでぜひとも最後までご覧ください。

教育訓練給付金の申請をする

教育訓練給付金制度
  教育訓練給付金制度とは?

一定の条件を満たした方が厚生労働大臣の指定する講座を受講し修了した場合、支払った学費のうち20%(最大10万円)が支給される制度のことです。一定の条件については上の図を参考にしてください。

上記の要件を満たしていても、教育訓練給付金を受け取るためには予備校ごとに課される課題を期限内にクリアせねばなりません。

アビタスでは1年以内に4科目12回の添削課題を終わらせて申請する必要がありましたが他の予備校についても同様の課題が設定されていると思います。

申請には時間がかかるので添削課題は半年ほどで終わらせるのが良いでしょう。


ここで、アビタスの添削課題について裏技を伝授します。

アビタスの添削課題はFAR、BEC、AUD、REGの4科目あり、勉強し終わるまで課題ができないと思ってしまっている方や、全部問題集から答えを調べて解いておられる方が見受けられますがそのような面倒なことをする必要はありません。

アビタスの添削課題が何度不合格になっても良い設定になっている点を活かし、以下の裏技通りにやって合格点に達してしまいましょう。

  1. まずは1問だけヤマカンでA~Dの答えを入力し、テストを終了する
  2. 正解するまで①を繰り返し、正解したらその回答をメモする
  3. 次の問題以降も①~②を繰り返す
  4. 合格点に達する7問まで答えがわかったらそれをすべて入力し合格する

ムダな労力をかけることなく、添削課題を終わらせることができます!


USCPA予備校申込後タスク まとめ

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

この記事の重要ポイントをまとめます。

  • まず学歴申請をする!
  • オリエンテーション動画を見る
  • トライアンドエラーを繰り返し、自分の生活リズム、勤務体系に合わせた勉強スタイルを確立する
  • スピード感のチェック(フィードバック)を怠らない
  • 裏技で教育訓練給付金制度の利用に必要な課題を完了してしまおう

USCPAの勉強は決して楽ではありません。

目標は立てつつも先を見すぎると絶望して動けなくなってしまいますので、目の前の1日を懸命に生きることを継続していきましょう!

最後は壮大なまとめになりましたが目の前のやるべきことを見失わないようにしようということで締めさせていいただきます。